断水時のエコキュートの「貯湯タンク」活用方法

災害時の水道復旧は遅い!?

前回、停電時に太陽光発電システムがあれば停電時にも非常用電源の活用方法をご紹介しましたが、今回は水道が使えなくなった時に使用できる非常用の水を確保しておく重要性をご紹介いたします。

まず知っていただきたいのは災害が発生した際に「電気」「ガス」「水道」の復旧優先順位についてです。地震大国の日本は「阪神淡路」「東日本」「熊本」と震災による被害を止める事はできません。いざ地震が発生した場合、復旧までにかかった日数を見てみるとどの地震の際も同じ順番で供給が再開されたのです。

電気(4日以内)、水道(ほとんどの地域が1週間以内)、ガス(2週間程度)

防災意識のある方にとっては2Lペットボトルの水の買い置きが何本かは備蓄していることでしょう。ですが、水道が復旧するのは1週間必要なのです。自衛隊等から給水車の派遣もあるでしょうが、本当に数本あれば大丈夫ですか?飲料用として1人1日当たり2Lは必要です。その他にもトイレや洗濯、お風呂など水を使用する場所はたくさんあると認識しておいてください。

エネファーム VS エコキュート

ご家庭にエネファームやエコキュート等の給湯システムは設置されていますか?

エネファームはガスを使用して給湯、床暖房から発電までできるたくさんの機能があるのがメリットですが、デメリットは設置費用が高い(数百万円)ことで知られています。災害時にもしガスが一番最初に復旧するのならいくら費用がかかろうと設置することをお勧めしますが、先に書いたようにガスの復旧順序は一番最後です。ガスが使えるときには当然電気も復旧しています。

それに比べエコキュートは電気を使用して給湯し、タンク内にお湯をたくさん蓄えることができます。なぜエコキュートは大きなタンクがあるのか?それは電気代の安くなる深夜電力を使い熱湯を沸かし、日中は蓄えたお湯を使っていく仕組みだからです。お湯がなくなると日中の高い電気代で沸かさないといけなくなるデメリットがあります。そうならないように大きなタンク(300Lから500L)があるのです。昼でも夜でもガス代は変わらないのでエネファームにはそんなに大きなタンクが無くてもお湯が無くなれば沸かせばいいのです。

大きなタンク内にたくさんの水が確保できるエコキュートですが、タンク内の水は飲料用としては適しません。しかし、生活用水としてトイレや洗面用として利用することはできます。もちろん水道が復旧するタイミングでは電気も既に復旧していることが考えられます。もしどちらを設置しようかと検討されているのなら、震災時のことだけを考えるならエコキュートを選択する方が賢明ですね。

断水時にタンク内の水を使うにはどうしたらいいの!?

ここからはエコキュートに話を絞ってお話しします。エコキュートのタンク下部にはメンテナンス用コックがあります。(脚部カバーが付いているタイプではカバーを外してください。)コックをひねればタンク内の水を取り出すことができます。もしもの時でも簡単に使えそうですね。
※断水直後は熱湯がでたり濁りがある場合があります。その場合は時間をおいてから水を取り出してください。
※エコキュートタンクのオリは年に1回程度メンテ用のコックを開けて透明なお湯を出るまで抜くと良いと思います。この時くれぐれも、火傷には気をつけてください!!

エコキュートの設置には基礎工事が重要!!

じゃぁ、うちも被災時のことも考えてエコキュートにしよう!となった方も少し待ってください。
熊本の地震の時、多くのエコキュートタンクが倒れているのを確認しました。ちなみに、エコキュートの重量は360リッタータイプで本体80キロ位で満水でプラス360キロ計420キロ位、460リッタータイプで本体90キロ位満水でプラス460キロ計550キロ位になります。多くの施工店は、地震に対する知識が無く、特にお伺い販売では販売価格下げ簡易的な基礎で施工をしている事が多い見たいです。設置の際にはどのような基礎工事が必要か、工事費用がいくら必要かをしっかり確認するようにしましょう。

地震の知識がある、販売店・施工店を見つけてください。安さを求めず、安心を求めて減災に!


コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


関連記事


オススメの地震感知器


おすすめ記事

このサイトについて

阪神大震災や東日本大震災を経験し、南海トラフ巨大地震も近い将来必ずくると言われている昨今、地震やその他の災害に対する備えは万全でしょうか。
このサイトでは震災の被害を最小限に抑えられるよう様々な商品をランキング形式で紹介し災害で命を落とす方が一人でも少なくなるよう情報発信を続けていきたいと思っております。

ピックアップ記事

  1. 2017.08.31 | 防災アイテム, 防災知識

    9月1日は防災の日
    防災の日9月1日は防災の日です。今から96年前(1923…
  2. 2017.08.14 | 防災知識

    断水時のエコキュートの「貯湯タンク」活用方法
    災害時の水道復旧は遅い!?前回、停電時に太陽光発電システ…
  3. 2017.07.29 | 防災知識

    停電時の太陽光発電システムの「自立運転コンセント」活用方法
    もしもの時(災害・停電時)には何が使えて何が使えない!?…

スポンサーサイト

電気工事 大西電工

島田電気